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「日本のフィールドに、自分達のスタイルに合ったバスロッドが欲しい」
1978年、スーパーストライクは誕生した。
伝統の中の革新を意味するイノベーションシリーズはそのスーパーストライクの現在進行形。
勿論、バスを釣って競うことよりも、バスを釣って楽しむことに観点を置き、「粘り」を重視して設計されたスーパーストライクならではの血統を継ぐ。
リザーバー ライトU は銘竿FO-60をベースに軽量のトップウォータープラグを扱い易いように作られたライトモデル。そのモデルをロットン的な視点の愉しみ方とアレンジを加えカスタムオーダー。
中身は先端、風貌は古き薫り。
現在と過去のシンクロナイズがスーパーストライクの伝統をさらに強調する。




6’ft (グラス) LURE:5-12g LINE:6-12LB
ロッドWT:48g パック長:158cm 

ティップからミドルをソフトに。
グラス素材のトルクを生かしたバットパワー。
最新グラス素材とチタンSICガイドによる軽量化。

ペンシルベイトを極めていくと、同じように見えるアクションでもロッドの違いで微妙に変わる事に気が付きます。プラグの大きさ、重さ、浮き角度等々、条件でも変わりますが大きく分けて、水を弾くアクションと、水にからむアクションです。
18gまで扱えるトップウォーターロッドで7g前後の小型プラグを普通に動かすと、どうしてもティップの強さにプラグが負けて、勢い優しい動きが出せず、跳ねるような動きになってしまいます。これが水を弾くアクションです。 活性が高い時にはバスの注意を惹き、有効な事もありますが、いまひとつ喰わせに至らない事が多いのも事実です。そんな気難しいバスを喰わせるには?

トップウォーターフィッシングにおいて、「優しく水に絡みつきながら水面を滑る」、これが私たちが最も重要と 考えるアクションです。
                                    
                                             by スミス 

ロットンでは適合ルアーウェイト10g〜20g辺りを推奨。特にクワイエットプラグのアクションには最良。
よりソフトで繊細なプラグアクションが可能。
グラス素材ならではのスローなキャストフィールとトルクを生かしたライトアクションでのスリリングなバスとの駆け引きも十分にあじわうことができます。主導権の奪い合いがバスの魅力をさらに引き出します。
ブランクカラーは言わずと知れた伝統色にカスタム。
その昔、トップウォーターバス釣りでは6ftのグラスロッドが定番中の定番でした。現在の主流は、6ft以下のカーボン&グラスのコンポジットやカーボンロッドへと移行していますが、その違いには決して甲乙をつけられないと考えます。やはりグラスロッドにはグラスロッドならでは良さや楽しさ、さらには6ftのもつ利点などがあります。そして、その個性が生かされるフィールドや愉しみ方は昔から何も変わらず普遍的に存在するものです。




スレッドカラーも勿論、30年前のバス釣り少年憧れのカラーにカスタム。
ガイドはチタン&SIC。ナイロン、PEどちらも使用可能。
ロッドアクションはモデラート。キャスト時やバスとのファイト中に見せる曲がりはまさに弧を描くよう。
粘りも理想的。その姿はまさに釣り竿らしい美しさ。グラスロッドならではの、いわゆるベニャベニャな低弾性はバラシを軽減するのは間違いない。その引き換えにフッキングパワーは落ちるのでフッキング時は大きく大袈裟に大声で、が理想的。それがスーパーストライク流。



6ftの竿先ってこんなに遠かった?ショートロッドから久々に持ち変えると思わず口に出る。
このティップの数十センチの違いがロッドの性格を大きく変える。
ロングディスタンスでの釣りでは、飛距離、ルアーアクションに差が見られ、バスとのやりとりでのロッドの対応力はグンと伸びる。ロットン的にもその名の通り、リザーバーでの使用がオススメ。攻撃的な釣りではなく、余裕を持ってのスローな釣り向き。逆にこの6ftライトアクションはハードカバー、ライトカバー、ショートディスタンスでのエクストリームな釣りでは不利になるでしょう。あくまでロットン的主観ですが。
このロッドはプラッギングを重視し設計されています。そのコンセプトがこのソフトな竿先に強く現れてます。


本来、スーパーストライク イノベーションシリーズはスーパーストライクマグネシウムグリップへの装着を基本として設計されています。よって、フェルールもオリジナルの特殊フェルールが標準装備となっております。
しかし今回のロットンスペシャルモデルは、この日本のオリジナルバスロッドの伝統とも言えるスーパーストライクロッドにもっと多くの方が手軽に触れられるようにと、もっとも普及率の高いチャンピオンタイプのグリップに装着可能なバットフェルールへと変更しました。そして、もちろんクラシカルなフック キーパーも装備。

日本のバスフィッシング創世記に誕生したスミスオリジナルのバスロッド”SUPERSTRIKER CASTING RODS”
現在も進行形イノベーションシリーズへと伝統は引き継がれ、その歴史はすでに30年以上積み上げられてきた。
そのアイデンティティーは、もはや思想。独自のフィッシングスタイルを築き上げて来た。
いつしか、それはスミススタイルと呼ばれるようになった。


すっかり大人になったあの頃のバス少年達、そして伝統に今だ触れていない若者達へ送る